Q:運用会社が倒産したらどうなりますか?
通常、運用会社は投資家から預かった資産と会社の資産は分別管理しています。
投資家が投資した資金は信託銀行のような第三者の保管機関が管理し、
運用会社の指図にしたがって資金を出し入れします。
保管機関は日本の場合は
信託銀行が一般的ですが、海外の場合は
大手銀行の信託部門、
また、銀行ではない保管業務専門の会社もあります。
保管機関は英語の目論見書上は
「trustee」(トラスティ)や「custodian」(カストディアン)と
表記されています。
したがって、運用会社が倒産したら原則としてその時点での投資残高は
保管機関から戻ってきます(振込み手数料、細かい事務手数料等は考慮していません)。
もちろん、元本保証という意味ではなく、あくまでその時点の時価となりますので、
たまたま、その時点で運用が不調であれば、元本割れした状態で戻ってくることも
考えられます。
なお、日本の投資信託は法律で分別管理は義務付けられていますので、
日本の証券会社や銀行、郵便局も同じです。